珍しい生ゆばのフルコース料理 ゆば亭 ますだや

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日光縁だより

仰げば尊し 我が師の恩

仰げば尊し 我が師の恩

高校3年間担任の鶴見先生がご家族で来店してくださいました。
先生は物理と登山と読書をこよなく愛し、アインシュタインの「真実」に近づこうとする精神を尊敬してました。
 口癖は「頂上行きのバスはない」(自分の足で1歩づつ)
卒業の時は、
「人間は『過去』を変えることが出来るんだ。悲しい過去も、栄光の過去さえも変えてしまう。だから、「今」偽物のずるい人間になるな。」と言って送り出してくれました。
 理系のクラスで男50人・女子6人のやんちゃな教室で、男子は「くん」づけ・女子は「さん」づけで呼んでくれました。物理の教師なのに国語も英語も社会もほぼ毎日早朝補修授業をしてくださいました。それなのに・・・申し訳ありません。
 文化祭でコンサート・映画撮影がやりたいと言っても反対しませんでした。「君たちが本気でやりたいなら」と。今思えば職員室で他の先生に説得して下さっていたに違いないのに今だに真実を語りません。
 自分がHR委員で迷った時も、最後は自分で考えさせてくれました。
「頂上」を目指す方法はたくさんある、自分の方法を考えなさい、と。

鶴見先生の影響で自分のクラスの多くの者が教員をめざし、今では大学教授や埼玉・栃木で校長もたくさんいます。TVや講演で活躍している「恋するコンピューター」の黒川伊保子さんもクラスメートです。
 先生の結婚式で自分が代表でスピーチしたことはありがたい思い出です。
先生の定年退職を記念して、旧ますだやでお祝いしたことも良い思い出です。

「まじめに失敗を考える人は必ず救われる。過去さえも変えられるよ。」
先生の教えは今の「日本」にも当てはまるのかもしれません。

2015年08月09日

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